ピンチから「使命」を見つけ創業

コロナショックで転落して見えたもの

 コロナショックで仕事を失った私は必死でした。コピーライターとして気ままなフリーランス生活から一転、収入がゼロになり大ピンチに陥ったのです。
打開策を探るため「今、求められることは何か?」を必死に探しました。今まであまり縁がなかった歴史や政治・経済の書籍を読み、関連動画を貪るように観ました。
今までは、”楽にたくさん儲けるにはどうすればよいか?”だけを考えていたので、世間の動きに疎くなっていました。そして、調べるうちに見えてきたものに愕然としました。

日本は、日本人が豊かに幸せに暮らせる社会だと思っていたけど、全く逆になっていました。
コロナで路上に転落する人や毎日の食事が一食になったシングルマザー世帯にも、殆ど救いの手は差し伸べられていない。。。。
それどころか、困った人たちをさらに叩くような人たちも現れるほど、ギスギスした世の中。

消費税アップなど不満はあるけど、何不自由なく生活できていたし、日本人が政治をやり、経済を引張っているので大丈夫だろうと高を括っていたのです。
しかし、それは全くの思い込みでした。

「このままじゃいけない!」
しかし、自分に何ができるのか分りません。仕事もなく、なにもできない自分に無力感を感じさらに落ち込む日々。

身近にも苦戦する社長が沢山いました。従業員を抱え、人件費と家賃が重くのしかかり、必死に金策に走っています。
なんとかして経営を立て直し、会社と社員の雇用を守る。そんな強い決意を感じました。しかし、そんなピンチな時にあっても従業員は思うように働いてくれず悩んでいました。

社長達の想いは従業員さんには伝わっていないのです。

社長たちの悩み

コピーライター時代に多くの社長と交流がありました。
お酒を酌み交わすことも多く、色々な話をしました。

そして多くの社長が、従業員との関係に悩んでいました

「やる気がない」
「指示待ち人間ばかり」
「俺がいないと会社が回らない」

「すぐに辞める」

こんな声をたくさん聴いたのです。

皆さん、仕事に対する想いも強く、心優しい人達です。その想いには強く共感できるものも沢山ありました。
でも、その想いを実現させようにも、思うように組織は動いていない
そして、それはコロナ禍の厳しい状態でも変わりありませんでした。

「何とかできないモノか?」
しかし、私自身仕事が無くてピンチです。

どうしようかと悩んでいるうちにあることを思い出したのです。

ターニングポイントになった恩師の言葉

以前、参加した経営塾の先生は、

「事業をするには”使命”が大切で、それが無いとうまくいかない」

と使命の重要性を教えてくれてました。

しかし、当時の私には全く響かなかったのです。

「まあ、そういうのがあればカッコいいけど、自分には関係ないね」

その程度で、聞き流していました。

しかし、追い詰められていた私は、その言葉をしっかり噛みしめてみました。

会社員時代にうつ病をキッカケに退職し、なんとなくコピーライターとして起業するも、鳴かず飛ばずで最終的にコロナで行き詰まった自分。

自分の仕事に使命感を持っていなかった結果です。

出逢ってきた社長たちのように自分も社会の役に立ちたい。
そして、コピーライターとしての能力を活かしてもっと誰かの役に立つことができないかと考えました。

社長の想いを伝えることが自分の使命と気づく

いままで出会ってきた社長達は、素晴らしい志で経営しているのに、従業員との関係に悩んでいました。想いをうまく伝えられず、空回りする社長達。
であれば、「コピーライターである私の言語化能力で、社長さんの熱い想いを従業員さん達に伝えればいいのではないか」

社長が素晴らしい想いで経営をしていると知れば、従業員は仕事に対する意義を知り、やプライドを持ってイキイキと働けます。
お金の為だけに働くことは苦しさをお金で紛らわすだけで、健全ではないし、組織は発展しません。

さらに、社長と従業員が同じ目標に向かって団結して頑張ることが大切です。
私は会社員時代、20年以上法人営業をしました。そこで、たくさんの中小企業とお付き合いがありました。
好業績の会社に共通することは、価値観が共有されていたり、目標が明確で一致団結して頑張っていることでした。

中小企業は、商品・サービスの差別化よりも、モチベーションが何よりも大事だと肌感覚で知っています。

であれば、社長の熱い想いをコピーライターである私の言語化能力で、従業員に伝えれば中小企業は元気になる!

自分の能力を誰かのお役に立てる。

「これは、使命を達成できる仕事だ!」

そう確信して、株式会社ともつくりを立ち上げました。

社長の想いをひき出し動画にして伝え、さらに、従業員さんと行動指針をつくるハイブリット型のサービスを提供し強くしなやかな会社をつくるお手伝いをしています。
そして、社長さんから感謝されやりがいを感じています。これは何となくやっていたコピーライター時代には感じられなかった感覚です。

強い中小企業を増やし日本を活気と優しさあふれる社会に

日本はバブル崩壊以降、デフレによる経済の落ち込みで多くの人が苦しみ、希望を失い活気がなくなっています。
しかし、7割の人が働き、経済の屋台骨である中小企業が元気になれば、まだまだ復活のチャンスはあると確信しています。

日本は世界最古の国です。
さらに、日本人には、壊滅的打撃を受けた敗戦から立ち直り、経済大国になったポテンシャルがあります。

その源は、日本人が持つ気質、そして、その気質を育んできた叡智にあります。
わが社は、我々の先人が残してくれた智慧のエッセンスをサービスに織り込んでいます。
継続・発展が必要なことは、国家も企業も同じですから、世界最古で先進国である日本に伝わる要素を使えば良いだけです。

私はこの事業を通じ、働く人達が仕事に誇りとやりがいを感じる企業を増やしています。
そして、働く人達の視点を自分中心から働く仲間、地域社会、そして国家に向ける流れをつくります。
それが強くしなやかな企業をつくり、地域を支え、その波が日本の国全体に拡がれば、弱った経済も、ギスギスした空気も変わっていくでしょう。

そうなれば、思いやりと助け合いの精神で溢れる本来の日本を取り戻すことが出来ると信じています。

仕事への想いと志を持つまでのストーリー(画面左下の▶ボタンを押すと再生されます)

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